Venus | 明けない夜に / 失充つ刻 | TRK2024

明けない夜に

(Aメロ)
先も見えぬ空の下
押し込めた言葉は渦巻く
「それでも」って気で騙した 心は錆びついて
無気力が 住み付いてく

(Bメロ)
繰り返し開く傷に 黒い赤、物笑
その手は今何一つも掴めずに
すり抜けた手、仰ぐ未来
差し込む「まさか」は来ない
それでも 明けぬ夜に 立ち上がるのは

(サビ1)
この汚された 心が
叫ぶのは僕の果たせぬ願望
明かせない 夜を彷徨う けど
差し出した 月日に いつかあの月も宿るから
行き先も無い 色褪せた空
それでもただ全力で今 抗って

(Aメロ2)
変わると信じた日常も その目に光は宿らず
必ず手を伸ばすって笑った君もまだ
眺めて ただ
笑う眼に崩れた
世界は何も変わらないまま

(Cメロ)
闇の中掴んだ たった一握りの夢も
この手からあっけなく零れ落ちてゆく
それでも部屋の中に 広がる意識だけが
透き通る世界に また 手を伸ばしてく
その日暮らしの日々 昇る日は無くとも
静寂の夜に 鳴り、響く
あの日の声 言葉の雨
頬を這う 涙の後
その目に色を宿すまで

(サビ2)
この汚された 心が
叫ぶのは僕の果たせぬ願望
明かせない 夜を彷徨う けど
差し出した 月日に いつかあの月も宿るから
行き先も無い 色褪せた空
それでもただ全力で今 抗って

失充つ刻

イントロ
答えが欲しくてもがいている
足りないかけらを埋めるために
背負った過去は拭えなくて
いつかは光射すと信じて

1 流れる日々に もっと必死に足掻いて
がむしゃらに 夢追いかけてりゃ
目の前の   道はおのずと広がり
こんな僕も  輝けたかな

夢を叶えた奴がいて 僕はその輪の外で
惨めに空を眺めていた脱落者

目指した夢は遠くて
彷徨ってばっかな空虚な人生
振り返っても この背は誇れやしない
何度目かの『もう一度』
手を伸ばして生きたいんだ
暗晦な明日を照らして進むために

2.救いの手は いつでも僕の目の前に
励ましの声 いつも掛けてくれた
『そんなにいい人ごっこしたいなら
救って見せろよ偽善者が』
って独善的な少年の心は泣いていた

教戒された正義も仁義も
粋がってばっかな無意味な恭敬
そうやったって空いた穴は埋まりやしない
何度も問うた自己懐疑
どん底から這い上がって生きたいんだ
暗晦な明日を晴らして進むために

3.夢も希望もなくて 『虚勢が武器』と
謳っている
絶対こっから変われるはずなんだと

答えが欲しくてもがいている
足りない断片の正体は不明
全部救ってくれよ積年の涙も後悔も
逃避行ばっかだったけど
僕がこの場所にいたっていうために
何か一つ刻みたくて
ラスサビ
目指した夢は遠くて
彷徨ってばっかな空虚な人生
振り返っても この背は誇れやしない
何度目かの『もう一度』
手を伸ばして生きたいんだ
暗晦な明日を照らして進むために