手汗と乾燥
1A
ちょっと湿っぽい僕の手のヒラに
ちょっと乾燥した君の手のヒラが
ちょっと重なるだけ
それだけで満たされてた
ちょっと泣き虫の僕を
ちょっと乾いた目で流し目する君
そっとしといてよただの目汗だよ
ほっといたら勝手に
立ち直って叫んで騒いでしまって
そんな目で見るなよ
僕のちょっと湿った手を
サビ
ちょっと辛辣な恋の結末に
目を腫らしたってなんてことはない
君の手の渇いてるうちは僕の汗が
染み込めるはずだから
C
朝起きて君の目をふと見たら
目尻に沿った赤いアイライン
拭った手にはいつもより
大きめな粒が付いていた
大サビ
ちょっと慣れてきたこの生活に
嫌気さしたってなんてことはない
乾燥した君のてなら手汗すら吸い取れる
ちょっと辛辣な恋の結末に
目を腫らしたってなんてことはない
君の手の渇いてるうちは僕の汗が
染み込めるはずだから
16
愛している
あの日のこと
16の僕が歌う
A
不安を君のところに
しょいこんで
薄暗い部屋で僕は
1人泣いた
B
僕はあれから変わらないけど
今から唄うのは君の事だ
サビ
愛している
あの日のことを
16の僕が唄う
描いている
あの日のことを
16の僕が唄う
ギターソロ
A
窓から差し込む光に
溶け込んで
薄暗い部屋で
泣いている僕がいた
B
僕は何も変われないけど
今更後悔しないように
唄うから
サビ
愛している
あの日のこと
16の僕が唄う
二人でいた
あの日のこと
思い出すように縋る
愛している
あの日のこと
16の僕が歌う
描いている
あの日のこと
16の僕が歌う
愛している
貴方のこと
届かない声で唄う
愛している
愛している
愛している
愛している